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ちょっとむかしのはなし4


つづく

あんなにドキドキした電話は必要事項を伝えられただけであっさりと終わった。

私もアラキくんもお互いに「声が違う」と思った。

きっとそれは私がもうアラキくんに恋をしていなくて

キラキラフィルターがかかっていないアラキくんの声、

恋をしていない私の声、

それが「声が違う」理由だったのかなと思います。

恋を忘れ始めてる自分に気がついた瞬間でした。


2人で撮った写真、本当はアラキくんに送ろうと思っていました。

ですが、私があまりにもブスすぎて私のことを本当に忘れて欲しくなって

送るのをやめました笑


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